蛍日和

先日四年ぶりぐらいに蛍を見に行った。
そういえば娘2は見たことがないのであった。流石の娘1も記憶に無いらしく「初めて見るな!」とかなり嬉しそう。
なかなかの田舎とはいえ、近所の川にいるわけでなく上流へ向かって十分ほど車を走らせる。
最初は嬉しくて大きな声でおしゃべりしていた娘たちだが、狭くなる車道と明かりの無い山道が続くにつれて、だんだんと怖くなってきたらしい。
「もう帰ろうよー」
いや、蛍見てないし。


そんなこんなで現地に到着。
予想より沢山いてとても綺麗。近くを舞っているのを捕まえようかと思うくらいだ。子供がしがみついていなければ、だが。
「蛍、こわい」
何しに来たんだ、娘1。


娘2は娘2で「ほたるさーん!」とか叫び出すしで、とっとと退散することに。彼女か。
娘1も車の中からならば安心して見られるらしく、
「あ、あそこで光ったな。あれはメスかな。こっちはオス」
と二秒でわかる法螺を吹いていた。


「明日もいこうな」と娘2が言っていたが、はてさて来年はどうなるだろうなあ。