ずりばい

ってバタフライに似てるよね。そんなことを考えた本日の午後。
ぐおおっと頭を高く持ち上げ、その重さを利用し、倒れこむように前へ前へ。
近くで見てると迫ってくる感覚が大変おもしろい。
ギア比を間違えたのか、ノッキングしているのも笑える。
うんうん頷いている場合じゃないだろう(笑)


久しぶりの大きな進歩だ。
ラグから畳に移動したのが大きいのだろう。小さい体にはその程度の摩擦係数の違いでも大きな影響を及ぼす。まあ、丁度そういう時期が来ただけともいえるか。


しかし、気が乗らないと全く進まないことには変わりがない。
まだまだ難度の高い技なのだろう。簡単には見せてやるものか、という気概が感じられる。
だから、こちらとしてはどうしても見てやろうと一層努力する。
具体的に言うと、泣き出すまで諦めないという親の風上にも置けない非道な振る舞いなわけだが。


子供が必死で伸ばした腕の、その小さな指先が触れるや否や、という瞬間にぱっと対象物を移動させる。
勝利を目前にしていた子供は、もちろん目に涙を浮かべこちらを見る。
が、そんなことを気にしていては子供は前に進まない。
あえて心を鬼にして、自分のずりばい見たさのために、どんどん子供に頑張らせるのだ。


私もつらい。だが、子供はもっとつらい(当たり前だ)
リハビリが必要にならないよう、体には本当に気をつけようと思った本日の午後。