記憶装置

新米おてつだいロボこと娘2のお仕事はお箸を配ること。
以前までは並べてさえあれば文句は言わなかったけれど、落としたり扱いが適当だったりするので、きちんと太い方を右にするように指示。


「そうやって置いたら持ちやすいでしょ?」
「右ってこっち?」


高々と右手を上げる娘2。
うむうむ。小2にして「こっちやったっけ」って宣っている娘1よりよっぽど優秀だ。きちんと右と左がわかるなんてすごいぞ(評価軸の攪乱)


そして、今から私は横断すると言わんばかりに、そのまま右手をあげっぱなしで配膳し続ける娘2。
どうやら右手を下げると左右が脳から揮発してしまうようだ。しかし、恐るべきことに挙げた右手が記憶装置として活躍するのである。かしこいな、キミは(評価軸の混乱)


まあ、忘れないように手にサインペンで書いといたりする親の子なので仕方あるまい。
きちんと右手には右手で右と書いときたまへ。