なわとび

冬なので縄跳びが流行中。強制的に。
規定回数に到達するや否や止めてしまう娘1を叱り飛ばしたりしながら、娘2にも縄跳びを教えている。
最初は駆け足とびの練習だったのだけれど、謎のやる気を遺憾なく発揮した結果、二跳躍一跳びができるようになり、一跳躍一跳びまで一週間で到達した。
こやつ、天稟がありおる……。


まぁ、才能というほどでもないのだけれど、諦めずにチャレンジし続けるのがすごいと感心している。
おそらくはNHKでテレビスポーツ教室を見たおかげだ。酷いときは一日に二回見ていた。ナレーションも覚える始末である。
他人の縄跳びのどこにそんな娯楽要素が……。


飽きっぽいと評価していたけれど、やはりというか分野によるのである。
当たりを引くまでガチャを回す気力がこちらにないのは申し訳ないところだ。


娘2としては早々に娘1を抜き去り勝利宣言をしたいらしく、日々前跳びの練習に余念がない。
幼稚園でも練習していて、日々の報告から夕飯は始まる。


「もうしゅしゅんて跳べるようになったから」


しゅしゅんて。


「百回も」
「あや二重もできるんで」


嗚呼、ロープスキップハイで幻覚が見えておられる。
お医者様、このなかに縄跳びが得意なお医者様いらっしゃいませんか!?