ドーナツ屋さん

娘1の将来の夢はドーナツ屋さんらしい。
理由は一番好きな友達がドーナツ屋さん志望だからだそうな(すでに自主性が皆無)
共同経営は大変だよ……、好きじゃやってけないんだよ(ダメな大人の意見)


ちなみにどんな店にするのか尋ねたところ、
「商店街とかにあるお店じゃなくってな、柱に布をかぶせたやつにする」
テ、テント?
なんとイニシャルコストの削減から計画しているとは。6歳児の事業計画を甘くみていた。
「ほんでなー、後ろに布をはって囲う」
完全に出店だ。
「あと看板にドーナツ屋さんて書く」
「お店の名前は?」
「? ドーナツ屋さん」
直球過ぎるだろ。もう少しファンタジーのある名前にしないのか。
保護者の疑問をよそに、詳しい事業計画が披露されていく。
「看板にはほかに5個以上って書く」
強制的に買わされるのか? ぼったくりドーナツってのは新しいな。
「違う。イチゴのクリームがかかっとるやつとか、バムとケロのケロのドーナツとかがあるの。ケロのドーナツには緑色のクリームつけるん。カエル味」
ぼったくりゲテモノドーナツってのは新しいな。時代を先取りし過ぎだろ。


詳しく尋ねたところ5種類以上常に在庫を抱えておくという意味だったらしい。なにその顧客満足度を考慮したお店屋さんごっこは。
普通、ドーナツが食べたいからとかだろ。
「ドーナツが食べたいの?」
「ううん、食べたくはない。焼きたい。焼いて置いておきたい」


子供の夢は応援すべきだと思うが、なんだか妙な具合に応援しずらいのはなぜなのだろうか。出資とか自己資本率とかそんな子供の夢にそぐわない単語がちらつく。
子どもの夢に穴はつきものだ。しかし、うちの子の場合真ん中にあいてないのだよなあ。