朝三暮四

うちの娘2は味付けのりが大好きで大好きで。
のりのためなら親でも質に入れるんじゃないかってくらい。
知り合いに「子ども時代、おやつ代わりに食っててひと瓶空けて怒られた」って人がいるのでその人の遺伝なんじゃないかしら。
いや、美味しいですけどね、味付けのり。


いつもは大体一枚しか渡さないのだけれど、その日は他の家族も食べてたから悔しかったのだろう、「ふたつ! ふたつぅ!」と言って聞きゃしない。
別にのり一枚を惜しみゃしないのだけれど、怒鳴れば要望が通ると学習されるのも困る。
さて、どうしたものかと悩んでいたら、おもむろに家人がバリリとのりを真っ二つし、「はい、二枚」。
……ひどい朝三暮四を見た。
娘2が笑顔で納得してるのもまたひどい。騙されてる、騙されてるよ、キミ。


ちなみにそのあと娘1にも同じネタをしてたが、流石に怪訝そうな顔で納得してた。たぶん逆らったらろくなことがないと思ったのだろう。
これは躾がうまくいっていると捉えるべきなのか?(たぶん違う)