おばけの血

プリンタがマゼンダを出力しなくなったので、最後の望みをかけてヘッドの洗浄を行った。
まあ、Win8にドライバが対応してないんだから壊れたってのもおかしいのだが。
結局、色味が戻ることはなく、私の手がすごい色に汚れただけで終わった。


翌朝、当然娘1が尋ねてくる。
「とーちゃん、手のいろがおかしいよ?」
「これはな、昨日おばけが家に入ってきたからやっつけたのだよ。で、その時についたんだ」
「え? ほんまに?」
「ほんまほんま」


めちゃめちゃ本気にしたらしく、半日くらいびびってあんまり近づいてこなかった。
家人に「あれは本当におばけの血なん?」って何回も聞いたらしい。
最終的に、そのビビりようを気の毒に思った家人が、あれはとーちゃんのでたらめだとバラしてしまった。適切な判断である。


こんな親なのに、大変素直な良い子に育ってるなあ、と感心する。
はてさて、いつごろから私を一切信用しなくなるだろうか(永久でたらめ宣言)