悲報不法投棄

子どもを育てていると膝から崩れ落ちる瞬間というものが何度かある。
だって、奴らは予想の斜め上の角度から悪意のないトラップを仕掛けてくる。
ある友人は起きたら和室に水たまりができてたときに頭が真っ白になったと言っていた。さもありなん。
今のところうちではそこまでの被害はないけれど、いずれはそうなると覚悟だけはしておきたい。手を上げないために。


で、本日発生した膝かっくんイベント。
喉が渇いたので台所へ行くと、流し一杯に手拭きタオルが散乱していた。
開かれた引き出し。濡れたタオル。娘2の笑顔。
最初の感想は「ああ、洗い物が増えたな」だった。凡庸である。


どうやら娘2はなんでも流しに入れればよいと思っているらしい。脱いだ靴下を迷いなく投下しようとしたこともある。最近はおもちゃなんかもしょっちゅう洗浄候補にされているので、排水溝に流さないように注意が必要だ。
娘1がお皿を運ぶのを真似しているのだろうが、時と場所と対象がすべて間違っているという残念具合。


きっと、娘2の身長では中身が見えないからメカニズムが不思議なんだろうと思う。
「みんながあそこに持っていくのは、きっとなにか楽しいことがあるはず! 私も持って行きたい! そして、私も幸せに!」
とか、思っているのだろう。ガンダーラはないよと諭したい。


お手伝いをしてもらいたいという親の思惑もあり、一概に拒否するのは得策でないのだが、あまりの無分別な不法投棄っぷりに頭痛が痛い。
どうにか熱意だけまとめ買いしておきたいものだ(迷惑の婉曲表現)