収穫祭の誤算

娘1は幼稚園でトマトを栽培している。
他の子がさっさと実を付ける中、なにか原因かはしらないが娘のトマトはなかなか熟することはなかった。
「あした なったら食べられるかなー」
そう何度呟いたことだろう。
おそらく園で一、二を争うくらいにトマト好きだ。
おそらくそれを察知したトマトが成長を遅らせているのではないか。
身の危険を感じて真っ青になってる可能性は高い。


それでも他の子のをとったりすることはなかったし、青いままのを無残に千切ることもなかった。


そして、いよいよ娘のトマトが赤くなり、本日収穫と相成った。
許可を得、素早い動作でトマトの背後に回りこみ、力強く引き千切る。
獲った!
固く握りしめられたその手には、青々とした小さなトマトが!


・・・・・・。
本人が一番びっくりしてたな。ハトにトマトぶつけたらあんな顔すると思う。
きっと焦りすぎて目測が狂ったんだな。仕方ない仕方ない。
でも、隣の子には謝っておこうな(別の子のかよ)