姉たる代価

上の子の姉さんっぷりが素晴らしいと思う。
たまに嫌がらせしたりもするけれど、物を取られてもそんなに怒らないし、手をあげない。
泣いていると近付いて励ますし、顔を触られてもニコニコしている。
自分はできてたろうか。取られたら力尽くで取り返してたように思う。
すごいなあ、姉ちゃんは。
知り合いの家の姉ちゃんは弟に蹴りくれてたりしたけど。
まあ、個体差はいたし方あるまい。


そのせいか、下の子もねーちゃんが好きだ。たぶんとーちゃんよりも好きだ。
直ぐに近付いていこうとする。
歯みがきの仕上げをしてるからと遠くに置いてもマッハで寄ってくる。
一緒に遊びたくて仕方ないらしい。


ただ、やっぱり年齢の差は大きくて、まだまだ同じ遊びができる状態ではない。一緒にいても違う遊びになってしまって、大体下の子が泡を吹いている(怒りを顕にするの意)
そうなると泣いたもの勝ちで、下の子の世話をすることが多くなり、上の子は損だな、と感じる。また、上の子が言うことを良く聞くものだからその傾向は段々ひどくなっているようにも思う。


もちろんそれまで独り占めできていたのだから、下の子より恵まれているという考え方もあるだろう。でも、最初から無いより、在ったものを奪われる方が辛いと思うのは私が上の子だったからだろうか。


私自身は長子で良かったとも悪かったとも思ってない。いい面もあったし、悪い面もあった。
子どもにもできればそういう風に感じてもらいたいものだがはてさて。