しれれる

どうやら『できる』という言葉が発せないらしい。
「ひとりで しれれるよ」とか言う。
興が乗ると「ひとりで しれれれるから よ!」くらいまでは増える。しびれてんのか。あと終助詞がおかしい。
ら抜き言葉ならぬら足し言葉。日本語の乱れがついにここまで!


一応「できるだね」とは言っているが、目くじら立てて怒るほどではない。
「どぼろう」も未だに完治せず。まあ、いつかは普通になってしまうだろう。
子どもの言語感覚って面白くて飽きないんだがなあ。


自分に無い感覚すぎて忘れると絶対思い出せない。記憶のとっかかりが無さ過ぎる。
逐一メモって書籍にまとめ、ゆくゆくは子どもに見せた――
「いっぱいいっぱい とーちゃんを 刺せれれるよ!」
やめて。