ボタンのゆび

上の子がウルトラE難度技である「就寝用衣服の自力着用」(別名 ぱじゃまでおじゃま)に成功。
ボタン穴も自分で通せた。素晴らしい。
惜しみない賞賛を与えたあと、トイレに連れて行ったら下半身素っ裸で逃げた。
はい、減点減点。
この着地に失敗した感が子育ての醍醐味だとかそうでないとか。
ちなみに醍醐とはチーズとかヨーグルトみたいなものだそうな。
うん、半裸の子どもを追っかけてるとそんな味が口いっぱいに広がる気がするよ。


必死でボタンを嵌めてる様がいとおかし。
ちみっちゃい指でボタンを掴み、穴の空いてない部分へぐいぐい押し込むのはさらなり、半開きの口もなお、唇のとんがりたる。また、もう少しのところでうまいこといかなくて口がぱくぱくするもおかし。
一段間違った場所に嵌めるもおかし。


ボタンを嵌めるのがこんなにエンターテイメントだったとは。
引田天功が脱出できるかどうかにドキドキするのに近い高揚感がある。あと、めちゃくちゃ手を出したくなる。
なんでそう絶妙のところでボタンが滑るかな。


問題はタネも仕掛けもないので、失敗したら観客が責任をとって慰めないといけないのと、連続公演かつ最前列で強制招待の地獄仕様。
あと、踊り子さんに手を出したら叩かれる。


嗚呼、楽日は遠い・・・・・・。