クリームパンはお留守番の供

子どもってなんであんなに電池が切れるまで遊べるのか。
足元ふらつくくらい滑り台とかブランコに熱中できる。
で、家に帰ってご飯も食べずに寝る。起こそうとしても泣く。12時間とか平気で眠れる。
私はボドゲで徹夜とかもう無理だな。限界まで自分を持っていける気力がない。
もう全力は出せないのだ。


子どもの友だちの話。
その姉弟が児童館でめちゃくちゃ遊んだあと帰宅したら、上記のごとくふらふらに。
お母さんは晩御飯の買い物に出なければいけないが、どう考えても連れて出られる状況じゃない。
そこで、店も近いし、まあ寝るだろうと初めてのお留守番をお願いした。


部屋が荒れ果てていないだろうか、泣いてないだろうかと、ドキドキしながら帰ってきてドアを開けるとなにやら静かだ。
ああ、寝たんだな、とリビングに入ると、そこにはクリームパンを片手に掲げ、床に倒れ伏した弟の姿が。毒殺!?


真相としてはお腹が減ってどうしようもなくって、必死で冷蔵庫から出してきたパンを齧りながら、でも耐えられなくって寝たんだろうが、なんちゅうダイイングメッセージだ。
姉は姉で部屋の隅でうなされながらクリームパンを齧ってたらしい。


うちも初めてのお留守番のときはしっかりとクリームパンを用意したい。
ダイイングメッセージを残すまで常備しておこう。絶対にカメラに収めてやる。