剣豪きどり

蚊の季節になると足の色が変色する我が子。
キリンのような模様が足に浮き出ていて、何だか怖い。
人身御供過ぎる。蚊に慰謝料を請求できるレベル。


本人もかゆいらしく、薬を塗るのを嫌がらない。いや、むしろ積極的に塗布したがる。
明らかにもうかゆくないだろうところにもしつこく塗れ塗れ言うくらい。
仕方がないので薬の付いていない指でグリグリと揉んでやると、ご満悦に。
他愛もないのう。


で、親として不法侵入してきた蚊を撃退すること数度。
ぱちんぱちんと手を叩き、飛び跳ね踊り狂っている様が、さぞや愉しく見えたのだろう。めちゃくちゃ真似し出した。
大体において、前触れなく。


突然見えない蚊を叩いたかと思うと、「やっつけとぁー!」とブルースリー顔で叫ぶ(ホアーッ)
しかも、何度も。
まあ、当然やっつけてない。というか、そもそも蚊が入ってきていない。
そんな敏捷性があるなら足がキリンにはならないよなあ。


ただ、面白いのですごい褒めるようにしてる。
子どもの妄想のすこやかな成長を願ってやまない(そろそろ虐待?)