愛情の境

下の子が笑うようになり、ようやく愛しく思えるようになった。
子どもが笑うと不思議とこちらも楽しくなる。ミラーリングってすごい。


今までそこまで愛しくなかったのは乳をあげていないからだと思われる。
上の子は母乳が軌道にのるまで結構ミルクを作ってあげていたが、下の子は最初から母乳三昧なので私の出る幕があまりない。
おかげで下の子は哺乳瓶が下手だ。たまに作ったところで飲みゃしない。
古いタイプの上司なら逆ギレするところである。
オレの乳が飲めないっていうのか!(ミルキィハラスメント略してみはら)


お風呂には毎日入っているので身体接触が足りないわけではないと思う。
違いと言えばそれくらいしか思い浮かばない。
多分、泣き止むとかの感情のゆれを感じられるかどうかが大きな要因なのだろうな。人間として見られるかどうかというか。
泣き止ませるという体験の代わりに笑わせるという体験が必要だったのかもしれない。


まあ、個人的な感想なので他の父親がどうなのかは知らない。
初めから心底愛情を注げる父親もいるだろう。逆に、無理にでも愛さなきゃとプレッシャーを感じる父親も。
個人的には家族ごっこを長く続けてれば、いずれは家族になれると信じている。実子も継子も養子も関係なく。
だって最初の家族は間違いなく他人なのだから。