はしごを外す

家人がオレンジピールを作った。
トレイに並んだオレンジピールをみて子どもが一言。
「おさかなさん、みたいだなあ」
良い感性だなあと、バカ親らしく目尻を下げ
「そうだねえ。まるでスイミーみたいだねえ」
と便乗したら、
スイミー、ちゃうなあ」
と真顔であっさり否定された朝の労働意欲の無さと言ったら。
死んだ魚のような目で子どもを見たよ。


今日は児童館でお友だちを遊んだらしい。
最近になってようやく交わることができるようになったので喜ばしい。
以前は独りでおもちゃの家に引きこもってたものなあ。
で、友だちに「ぶらんぶらん、いこ」と手を差し出した。
手を差し出されたその子は輪をかけて控えめな子で、あまり交わる子ではないとのこと。
それぞれの親は目を見張りながら成り行きを見守っていると、控えめ同士気が合ったのか手を伸ばしてくるではないか。
よかったよかった。


とうなずきあっていたら、うちの子が


 手 を さ っ と 引 い た 。


おい。
ちなみにその子はブランコとかバネの乗物とかが駄目らしい。
うーん、ちょっと嫌がらせの可能性が捨てきれないが大丈夫か、キミ。
もっと信じる心を伝えなければ。残念ながら親が充分に装備してないけれども(狷介固陋)