老いては子に従え

子どもが帰ってきた。
帰ってくるなりダンボールハウスに駆け込む子どもの姿に心が温まる。
そうね、そこがキミのマイホーム。


帰ってくる際、「とーちゃん、ふとん」とタオルケットの確認をしたと聞いて笑った。
グルーミーより扱いが上である。そして、おそらく私よりも・・・・・・。
家庭内での地位向上が喫緊の課題だ。


そういえばご飯を食べているとき下の子の世話などで、礼儀知らずにも立ち食いをしてしまった。
そしたら「とーちゃん。しゃって(座って)」と速攻で子どもに叱られた。
はい、ごめんなさい。つか、細かいねキミ。


その時は謝りつつもかなり笑った。
でも、本当に笑い事なのだろうか。
自分が真剣に指摘したことを笑って流されたりしたら、私ならば二度と言うものかと思うだろう。また、流した人の言うことなんか真剣には聞かないに違いない。


老いる前でも子に従うべきときがある。
それは、正しさなんてものではなくて、子どもが真剣なときだろう。どんなに他愛ないことでも耳を傾ける必要がある。
ただ、子どもが真剣に生きてない瞬間を未だに私は知らない。


ご飯は座って食べましょう(教訓)