「しっこ、いく」って言うから、喜び勇んでトイレにダッシュで運んで、さあ補助便座に座らせようと抱え上げた瞬間、お股の間からぽとりと床にかりんとうを落とされた時の哀しみったらないね。
しっこって言ったじゃない、と理不尽にも思ってしまう。
まあ、液体の方がこぼした場合の被害が大きいのだけれど。
それでも下半身裸で誇らしく「しっこ、できたー！」と、宣言する我が子には、頭以外にもいろいろなものが下がる。
というか、できてない。できてないよ。
失敗は成功の母というが、それを忍耐強く諦めずに見守る人が父なのだろう。
できれば一年以内には産まれて欲しいものである。
