しゅぷーん

舌っ足らずなのが大変かわいらしい。おかげで、何度も尋ねてしまう。しゅぷーん。


ただ、喋ることが増え、相対的に意味不明な言葉も増えている。
お昼にうとうとしていたとき、「みせてー」と言っておもむろに近付いて来た。一体何を見せれば良いのかわからず本当に困った。今見てた夢?


しかし、子どもを良く見ると右手にくちゃくちゃになった赤い折り紙が。
「これなあに?」と尋ねると、「いちご!」と元気な返事。
どうやら練成したイチゴを見て欲しかったらしい。うん、ぐちゃぐちゃだねえ。


下手に通じてしまうので、混乱に拍車がかかるという例だ。
しばらく右往左往させられるのだろうな。
上記のかわいらしさは正確な表現を覚えるまでの代償のようなものなのだろう。イライラの潤滑油というか。
無くなる前に覚えるか、ずっとかわいらしさを保持していて欲しいものである。


ただ、家人が「しゅぷーん」とか言い出すと、可哀想な眼差しを堪えることができず罵り合いに発展するので、きっとかわいらしさの保持は難しいと思う。