大事なもの

気に入っているのですぐに棚から引っ張り出してくる。

Amigo おなじはど?れ 缶入

Amigo おなじはど?れ 缶入

「大事なものだから丁寧にね」と声を掛けると、「だーじっ!」とわかったような返事をするので面白い。というか、絶対わかってないだろ、キミ。


で、ちょっと皿洗いで目を離してる隙に、ばりばりと壊滅的な音が。
相変わらずすごい屁だな(現実逃避)


被害は説明書だけだったが当然怒る。主に家人が(私は皿を洗っていたので)
うわーん、とひと泣きした後、びりびりになった説明書を持って私の元へ。
個人的にはすでに面白いのだけれど、によによするわけにもいかず、むすっとした顔を構築する。顔におびえたのか、直前で足が止まる。
「ごめんなさいは?」と促され、ぺこりと頭を下げる子ども。そして、私の目を見る(これが強いよなあ)
まだ、この段階では泣かない。私が「いいよ」と言って緩ませるとようやく泣き始める。
最終的にはだっこをして、テープでぺたぺたと貼っておしまい。テープを出してきた瞬間に、自分のやったことを全て忘却していたので、とりあえず小突いておいた。
「ぺったん! ぺったん!(大歓喜)」じゃないよ。


後で家人とどっちが怒る方が良かったかで反省会を行う。
位置的に家人で良かったけれど、本来的には私の方が良かったのではという結論に。
怒りすぎかどうかについてもすりあわせをした。


見えないルールは破ってみないとわからない。
つまり、親の大事なものは大なり小なり子どもによって失われる運命にある。それを怒るのは理不尽というものだろう。
まあ、子どもより大事だというのなら仕方ないけれど。