先回りとマンネリと選択

絵本を一緒に読んでいると、展開を全て先に言う。
こちらの用意した質問すらも、いつものことなので先回りして答えていく。
もう完全に覚えている様子にも関わらず、絵本は毎日読まされる。
読まないと大変ご立腹あそばされるので読まないわけにはいかない。それも1冊や2冊だとへそを曲げる。
要望があると、腹はどんどん盛り上がるし、へそはぐいぐい曲がっていって大変なのだ。


ただ、それでもマンネリは感じているのか、夜寝る前の1冊に関してはとても迷うようになった。
以前は数冊の中からの選択制だったのだが、最近は全部嫌がられたりする。そして、1冊ずつお伺いをたてる羽目になったり。
で、結局選びきれず私に怒られて突っ伏すことになる。


これは選択肢をもったことの弊害なのだろうか。
提示された選択以外にも可能性があることを知ると、選択肢の限定に不満を覚えるのかもしれない。


まあ、いくら泣こうが私が2冊読むことはない。
人間選べるのは常に一つ。これは数少ない絶対の事実なのだから。