気付きと探索と無視と

子どもが気付いたものを全部言わないと気がすまない病に罹患しているのは先日述べたとおりだが、同時に親が反応するまで繰り返し言い続けるという無視防止機能も併発している。
まるで目覚まし時計と生活しているみたい。こちらとしては早く子どもに覚醒していただきたいものだ。


で、以前は色とか数種の動物くらいだった認識力が、今では格段に上昇していてリアルウォーリーを探せ状態になっている。
先日も街を車で走っていると、突然「こんちちん!(獅子舞の意)」と叫び出した。
どこかで祭りでもしてるのかと探したが全く見当たらない。
どうやら同乗していた祖父母の話によると、店のディスプレイに使われていたとのこと。しかも、反対車線側の。
わかるか、そんなもん。


多分こうやってだんだん反応しきれなくなっていくのだろう。
そして、子どもは伝わらないということを覚えていく。気付いたことを全て言わなくなる。
もちろんそちらの方が私は楽なのだけれども、少し寂しい話ではある。まあ、気付かない私が悪いのだが。
さて、どこのラインで食い止められるかな。
この積み重ねもなしに「もっと話して」というのは都合が良すぎるものな。