クツシタには入らない

今年のクリスマスプレゼントは「ばち」
鉄琴でも木琴でもドラムセットでもない。単なる「ばち」が2セット。
エアドラム道にまい進していただきたい(あるのか?)


送料込みで千円くらいの安物。あとイブには既に渡していたりする。
だって、居もしない髭面の爺さんに子どもの感謝を持っていかれるのではたまったものではない。


たぶん将来的にサンタを虚構することもあろうが、親より素敵なものをくれるという仕様にはしたくない。
夢のない話かもしれないが、子どもの幻想はサンタだけじゃなくてもよいのでは。七福神とか、特に実害のない非実在老人だって多数いるわけだし。
例えば、子どもがトトロを探しに行くと言い出したら喜んでついていくつもりだ。
万が一見つけても、飼えないよ、とは言うだろうけれど。


まあ、このようにアリものを使うだけでも手抜きと言える。もっと適当に、オリジナルな嘘八百を吐きたい。
また、なぜ靴下にプレゼントを入れるのかの問いに対して独自の設定を滔々と語ることができるなら、個人的にはそちらの方が夢があるように感じる。うっとおしいけれど(家人によく言われる)


プレゼントのばちはかなり気に入った模様で、部屋のいたるところをポコスカコン、ポコスカコンと叩いている。鍋を並べたら軽い近所迷惑になった。
子どもは道具だけあれば勝手になんでも楽器にするのだ。
できれば想像力も道具だけ渡してやれるようにしたい。相当難しいけれど。