芸は儚く

靴下があまりお好きでないらしく、勝手に脱いではどこぞに放置するのだが、今日は両手に握りしめバサバサと激しく羽撃いていた。


「いつか飛べる」と励ますべきなのか、「いやいや」と優しくそっと靴下をはかせるべきなのか悩むところだ。
まあ、そこまで飛びたいわけではないと思うが。


成長したせいか、こちらが笑うと途端に照れてやらなくなるので注意が必要だ。
二度寝注意報が流れると、後ろ手をして左右に体を振りはじめたりするのだが、誰かが笑うとやめてしまう。
線香花火みたいな芸だな。
至極の芸は息が止まるほどとよく言われるが、そうかこれが(違います)


自尊心と愉快の共存が、現在の我が家の課題。
とりあえず『両方の親が見るまでは声に出して笑わない宣言』が賛成2棄権1で採択され晩御飯会談が終了。
今後の自尊心の成長及び奇態な行動に注目が集まってます。