輝くもの天より墜ち

もし、あなたがちょっとわがままな誰かから一目ぼれされたとしよう。
あなたはその人に対してどう対応するだろうか。


大体の人が好意を持って対応するに違いない。わがままだってのは最初からわかっているわけだし。
ただ、そこで真摯になれるかどうかは人によるのではないだろうか。
最初は熱心に自分の時間を割いていたとしても。だんだんと相手の愛情にあぐらをかき始め、最後には自分の都合を優先させてしまう。


また、どれだけ愛情があったとしても、相手のわがままに自分が合わせるばかりでは息が詰まる。
我慢するということは、我慢するという自覚があるだけでストレスになるものだ。
同じことで振り回されるならば尚更だ。愛らしいわがままも、飽きてしまえば輝きを失う。


幸せな出会いも、まあ、大体こんな感じで別れを迎えることが多いように感じる。
なにがって、子育てが。


恋愛だったら公平な立場から始まるが、育児はベタ惚れ状態から始まるのが幸せでもあり不幸の原因なのかも。
愛されるための努力が最初はあまり必要ないから。好かれようと嫌われないには大きく深い溝があるのに。


「子育てと仕事」の話題がホットだけれど、どっちが大変とかじゃなくって、単純にやらないと好感度が下がるのだ。
だから、下がっても良い人はやらなくて良いのでは? いつゲームオーバーになるか知らないけど。


なので、うちの場合、家人とは完全にライバル関係。
大岡裁きになったら、お白州に入った瞬間手を離します(落下する子ども)
まごつく大岡。逆切れする私たち。ああ、地獄絵図地獄絵図。