絵筆をもってね!

壁にトトロを描いていたら近所の親御さんに褒められた。
トトロとか描けるのすごいね、だって。


ちなみに子どもが生まれるまで絵なんか描いたことなかったし、トトロだってこの歳になって初めて描いた。
もちろん自然に描けるようになったわけではない。最初はお手本を見ながらトレース。今だって上手いと言えるレベルじゃ全然ない。
それでも、描こうと思えばトトロモドキくらい描けるようになる。
問題は描こうと思うかどうか。というか、子どもが喜ぶかどうか。


私の動機は単純だ。
子どもに尊敬の眼差しで見られたい、という一点に尽きる。
それが功を奏してか、お風呂場の鏡に毎日描いてとねだられ、鼻高々だ。
褒められたときも近所のお子さんが擦り寄ってきたくらい。
これから親になる人はアンパンマンとトトロを覚えておくと良い。絶対尊敬の目で見てもらえるから。


あと動物関係が良い。子どもにもよるだろうけれど、うちの子は動物派なのでキリンとかゾウとか描いとけばお絵かきの時はゴキゲン。
よかった、鉄分大目じゃなくて。700系とか描き分けられんよ、ホント。


ただ、一つ気をつけて欲しい。
それは尊敬を受けるのは上手な方だけだということ。
なので、最近のお絵かきの時間は、子どもそっちのけで家人と私のイラスト対決になりつつある。
一生懸命描いているので良く見てないが、子どもはきっと尊敬の眼差しを向けていることだろう。
たぶん、あらぬ方向へ。