友情中毒

グルーミーを洗濯した。
最初は紅梅色だったのに、子どもの体液やら老廃物やらで柿渋色になったためだ。
手洗いしたら出し汁がひどい色に。体を張ってくれているのだなあ、と深謝。


子どもと一緒に脱水されるグルーミーを観賞。
グルーミーがごうんごうん回る様が子どもの不安を呼び覚ましたらしい。
「ぐぅっ! ぐうぅっっっ!」と洗濯機の窓のところを激しく叩いていた。
干したら干したで、何度も窓際まで行ってはグルーミーがいることを確認していた。
愛されてるなあ。


しかし、残念ながら天日では一日じゃ乾ききらず、明日も干すことに。
夜にはグルーミーを探して彷徨う子どもの姿が。
立派なグルーミーホリック患者である。


体が震え、体液が顔中から飛び出す前になんとか手渡せたらと思う。