古典的嘆き

最近子どもの訴えがひどい。
言いたいことができたのは良いことだが、断られた時に我慢するまでには至らない。
聞き分けが良すぎても気持ち悪いが。
私自身、少しは顔に出ていると思う。表情筋を完全に制御している自信はない。あと、できた方が良いとも思わない。


にしたって、五体投地はないだろう。
NO! と突っぱねた瞬間、「神は死んだ!」とばかりに倒れこみ、おうおうと嘆く。
いつから演劇畑の人に。あと、このケータイは私のだ。
さらに言えば演技が古い。類型的すぎるのじゃないかね?(リアリティってなんだろう)


近頃は助け起こしても、気分がのらない限り何度でも地面に臥す。
綺麗な前受身である(それで良いのか)
仕方がないので、肩車をしたりメリーゴーランドごっこをして機嫌をとる。
大体3回転もすればゴキゲンなので、嘆きの深さの割に悩みは浅い。


しかし、いつかエスカレートするのではと気が気じゃない。
嘆き出す前に隈取りを描きだしたら要注意(そっち方向か)
大向うからの掛け声の練習しとかないと。
わたしのやっ!