コネタ、或いは貴重な日々

散歩の際、子どもが基準点を必ず踏むのだが、先回りして悔しがらせてみたり。
さらに、なにも無い所をさもあるように見せかけて踏むとというファントム基準点という技を開発。
悔しそうにのけてって仕草をしたあとの「ありー?」って顔が好き。
簡単に騙されるのが他愛無くてよろしい。代わりに色んなものを失っている気はするが。信頼とか、親の尊厳とか、エイプリルチケットとか(保護者用虚構券 発行元:私)


お風呂にペットボトルに穴を空けた手製のジョウロのようなものがある。
口をつけて勢い良く水を出すと喜ぶ。で、私がやっていることは全て真似したいのが子ども。
口をつけるがもちろん出ない。途中で諦めてプチ洞穴ごっこに。あーあー声を響かせてて遊ぶ。
飽きた頃に回収し、再び私がやろうとすると凄まじく夕飯の匂いが。
子どもさん、お口くさーい(やられる前にやれの精神)


側溝の鉄板の上を歩くのが好き。
私が歩くとガタコンガタコン鳴る。ただ、子どもは軽くて鳴らない。
重要なことなのでもう一度。子どもは軽くて、そう軽すぎて鳴らない。
だが、鳴らないのが我慢ならない子どもは鉄板の上で地団駄を踏みまくる。その様子がタップダンサーみたいで面白い。
一緒に歩くともちろん鳴るのだが、どうしても自分ひとりで鳴らしたいらしく、一緒に歩くのを拒否される。
そんなにデブの隣は嫌か!(暴走する妄想)


洗い物をしていると、こっそりと背後から忍び寄り、ケツ間に顔をうずめてくるようになった。左右にぶるぶる振られては、きゃいきゃいと喜んでいる。
ぴったりするのが面白いのはわかるが、かなり将来が不安である。
知らないケツについて行かないよう言い聞かせとかなくちゃ(他に言うことはないのか)


書き留めとかないと、受け止めきれない。
まあ、そんなそんな平穏な日々。