物欲

両親物欲増進中。子ども食欲増進中。
かたや電子ピアノ、かたやデジタル一眼、かたやトマト。
単価の著しい差は気にしない。人にとっちゃそれ自体が宝物。


ただ、両者共に極度の小心者のため、購入にはなかなか至らない。
カタログを見ては一喜し、ネットで評価を見ては一憂する。
仕事に必要とかならば言い訳がつくのに。まあ、言い訳してまで買う必要はないのだけれど。


その点子どもの決断は早い。
上記二つを見せても悩む素振りもなく、全く欲しがろうとしない。
どちらが良いかなと相談しても投げやりに返事をするばかり。
強いて、と問えばあっさりとどちらかを指し示す(主に利き手側)
相談にはこれ以上なく不向きな人材と言えよう。
こっくりさんの方がまだ親身になって相槌くらい打ってくれそうだ。


それは言葉が通じないからだ、とおっしゃる向きもあるだろう。
しかし、それは違う。言葉が通じても興味がなければ幼児と大差はない。
少なくともうちの場合はそうだ。
一家揃ってこっくりさん以下のお悩み相談レベルって・・・・・・。


子どもにトマトを食べようか、と相談された場合、なげやりに返事をせず、無言で口の中になげいれてやろうと思う。