贅沢は素敵だ

今日はスイカを食べた。
上下の歯を装備したおかげで子どもも一人で食べられる。しかも、上手に。
ハンバーグすら齧れないのに、スイカの皮はきちんと避けて食べる。
胡瓜は噛み切れないと吐き出すのに、西瓜は噛み切れるまで場所を変えて何度も挑戦する。
なんだか騙されている気がしないでもない。
きっと私が隠れていたらカットフルーツにでもして、スパークリングワイン片手に優雅に食べるに違いない(お酒は二十歳から)


さて、スイカといえばスイカ奉行である。
冬の鍋奉行、夏のスイカ奉行は各家庭に一人選ばれる名誉職である。
主な仕事は他人の食べ方にケチをつけること行政指導すること。
赤い部分の残る贅沢食いなどは幕府御禁制。即おロープを頂戴する羽目になる(by伊集院光


うちの奉行もなかなか監視が厳しい。
少しでも赤い部分が残っていると、目の前が真っ赤に変わる。
もちろん子どもだって例外ではない。
まあ、口からうれしい汁が漏れ過ぎて、既に全身真っ赤なわけだけれど。