条件回路

おねしょをしなくなったので、起きたらすぐさまふんばりんぐタイムに突入するわけだが、なかなか出ないこともままある。
そして、もちろん出ない時は「しーしー」と声を掛ける。
とても気合が抜けていて素晴らしい掛け声だと思う。しーしー。
でも、うんちは特にないのが不思議。あっても「うんうん」唸るだけ。
優雅なきばりんぐタイムには程遠い。


掛け声をかけると、すんなり出たりするから不思議だ。
良い具合にリラックスできるのだろうか。
薄暗い小部屋の中で、親子そろってしーしーしーしー大合唱している様は、奇怪な呪術以外のなにものでもないが。


しかし、この便利な掛け声も一つ困ったことがある。
しーしー言ってると私も排泄したくなるのだ。
大人にまで効くとはまさに呪術。家人も効くと言っていたので老若男女を問わないのは証明された(一家総出で頭がおかしい可能性は残る)


おそらく子どもの頃から言われ続けたせいで、条件反射が残っているのだろう。
つまり、しーしー言ってる一家は永遠にしーしー言われると排泄したくなるのだ(嫌な肉体改造だな)
真偽は未だ定かでないが、検証のために是非隣人にしーしー言って確かめて欲しい。
裏のトイレに呼び出されても責任はもてないが。