投下素麺急流竹下り

児童館のおまつりで流し素麺に参加。
もちろん子どもは初参加だが、私自身も数えるほどしかしたことがないので勝手がわからない。
なので、さあさあと押しやられるように最下流へ。
絶望した! 自立できない人間を押しやる下流社会絶望した!(むしろ優しさだ)


素麺を流す前から、流れる水にご機嫌な我が子。何がおこるのかとわくわくしている様子。
まあ、ここまでの大仕掛けを見せておいて、これから始まるのが単なる食事とは普通想像できないよなあ。


子どもの期待を余所に素の素麺の投下が開始されたが、残念ながらしばらくは下流まで補給物資が到達することはない。
申し訳程度に流れてくる一筋の糸を摘んでは、粛々と噛み締め味わうのみである。
まあ、子どもはそれすら掴めないのだけれど。流れた後に握ってもなあ。


ときたま狙いすました右手が流れる水を掻き分け、水飛沫をあげてむんずと素麺を掴まえていた。
誇らしげに掲げた姿は可愛らしかった(ただし、動作は熊)


で、どうしても掬いきれない素麺は受け止めるざるに溜まっていく。
何人かの子どもがそっちを掬って食べていた。ただ、もうお腹がいっぱいになったのか、戻したりもしていた。
当然「食べ物で遊んではいけない」と怒るわけだが、どう考えたって流し素麺自体が遊びみたいなものなわけで、なかなか境界が曖昧である。
結局は敬意の問題なのかな。


将来我が子が聞いてきた場合、「流し素麺は盛付け」と言い張ることにしよう。
文句言うならうさぎリンゴもたこさんウインナーも無しな。