虚無への供物

暑いので日中に水浴びをしている。
近頃は長期記憶の容量が多少増えたおかげで、おもちゃ(あひる×2、ボール×1)を必ず要求するように。
しかも、数が足りないとすごい怒る。
何回も試してみたが必ず怒ったので、きっと記憶しているのだろう(試すな)
いつか大きい奴や色違いの奴を混入して混乱の渦に叩き込みたい。


で、水浴びの際に必ずやることがひとつ。
蛇口の横のバスタブの縁にお供えよろしく並べるのだ。
傍から見ていても法則性は理解できないのだが、ちょっとでも位置をずらしたりすると風呂場がうわんうわんいう位に不満の意を露わにするので、なにか本人にしかわからない規則があるらしい。
満足できる位置に置くまで何度もトライするし。
あと、並べたらすぐさま叩き落とすのもなにかの儀式なのか。それとも単なる陶芸家きどりなのか。
信仰とは理解しがたいものであるなあ(詠嘆)


とりあえず名状しがたいものを呼び出すまでは放っておこうと思う。