砂場とトンネル

子どもより親が喜んでいるのでおなじみの砂場。
連日のすなかぶり席を満喫(賭博無し)
このはまり具合だと、一人一砂場もありえないとは言い切れない。
みなさんも恋人へのプレゼントにどうでしょう(塩まいて追い返されると思うが)


箱庭療法の効果が少しわかった気がする。
学生の時よりも一生懸命に砂山を作っている自分を発見して驚く。
ストレスレスだった学生時代では、真剣に砂山に向き合えなかったのだろう。
あと、砂山と見紛うほど真摯に戯れている小動物が隣にいるのも大きい。
ぽっと出の素人スナバーに負けてなるものかあっ!(ぺたぺた)


そして、山とくればトンネル。
トンネル掘りなんて20年ぶりくらいじゃなかろうか。
ビニールプールだから底を抜かないように気をつける。そーっとそーっと砂をかきわける。
私がのろのろやっているのを見かねた、もう一人の大人が向こう側から手伝ってくれた。やる気はあっても子どもはまだ見ているだけで役には立たない。
ブランクがあってもやはりなにごとも年季がものを言うのだな(あと恥じらいの無さとか)


しばらくすると、ほろりと砂の壁が崩れるあの懐かしい感触。
思わず指先と指先が触れ合って、妙にこそばゆい。
その感触が懐かしくて新しくて、私はなんだか大笑いしてしまった。
相手もげらげらと笑っている。つられて子ども、うひひと笑った。


大人になって良かったな。
だって、たかが砂場がこんなに楽しい、新しい。
そりゃ公園が親の社交場と言われるわけだな。デビューする前に子どもと特訓しなくちゃ。