ここが基準点

散歩に出ると突然座り込む子ども。そこには何故か基準点。
隣に花が咲き誇ろうと、虫の死骸が横たわっていようと、兎にも角にも基準点をぐいぐい押す。
なにがそこまで子どもの心を鷲掴むのか。
おかげで「こんなところに基準点が!」と驚く毎日である(ただし、翌日には忘れる)



しかし、基準点に触ったからといって特に何か変化があるわけではない。
秘密の通路は開かないし、隠し階段も出てこない。
もしかすると、親は変形しているかも(暑さで)
ただ、どうみても何かのスイッチにしか見えないことは認める。
あまりにも堂々と道の上にあるから、とても意味ありげに見えることも認める。
必要以上にどこにでもあるし(必要十分しかありません)
罪作りなヤツだな、基準点。


とりあえず尋ねられるまでは何も説明しない方向で。
尋ねられても自分で調べろって言うだろうけど。
こういうのを見てると、ウォーリーなんて探してる場合じゃないねって思う。
身近な基準点すら見つけられてないんだし。


子どもに負けてられないので、私も明日から基準点探しだ。
絶対負けないからな(子どもをぐいぐい押しつつ)