そのうそほんと

食事中、食べたものを吐き出すことが増えた。
基本怒るのだけれど、子どもは「あちち」とか「いたた」と訴える。
昨日の焼き魚が熱いわけあるか、と思うのだが、レンジでチンしたし、としぶしぶ納得する。
もう一回持ってったらおとなしく食べることが多いし。
嘘を吐いているのではなく、説明できないがなにか理由があるのだろう。
とりあえずそういうことにしておく。


意識的に嘘を吐くのはいつが最初なのだろう。
まあ、まず間違いなく子が吐く初めての相手は親だ。
そして、上記の通り親は子どもを信じたくて仕方がない。騙すにあたって、こんなにちょろい相手はいないだろう。
しかし、だんだん無茶な嘘が多くなって、結局烈火の如く怒られるはめになるのだ。
一人で留守番していたのに、落書きは弟がやったと言い張ったりとかとか(実話)


逆に、ずっと信じ続けるとどうなのだろう。
子どもはいつか嘘を止めるのだろうか。それともこれ幸いと嘘を吐き続けるのか。
実験する根性はないけれど、基本的には疑わないでいこうとは思う。


騙すより騙される側がどうこうとか、子どもを信じる親格好良いとは露ほども思ってない。
単純に家族を疑うのは疲れるというだけだ。あと、私自身が嘘を吐き気味でもあるし。
そして、嘘の本質はばれた時のリスク管理にあると思っているからでもある。


いいよ、嘘くらいいくら吐いても。
それで愛想を尽かすことはないから。
とりあえずそういうことにしておこうか(にっこり)