おかしなオカリナ

お母様はオカリーナである。
頭がおかしくなったわけではなく(それは前からだ)、オカリナを奏でる女性をそう呼称するらしい。
誕生日の贈り物を探しているうちに発見して、失礼ながら驚愕してしまった。まだまだ知らない世界があるものだ。
なので、お母様にそう呼んで欲しいと言われても、やんわりと拒否する所存。
そうですねえ、あはは。またまたぁ。


特に防音設備等はない部屋で吹かれるので、結構響く。また、仕事から帰ってからのストレス解消だったりもするので、夜遅めの時間に食い込むことも多い。
だから、あまり家人には受けがよろしくないらしかった。


そこに我が子登場。
童謡はかなり聞き込んでいるので、知っている曲ならのりのりで聴くし、うるさいと苦情を言うこともない(できない)
「どんぐりころころ」や「犬のおまわりさん」を吹くたびに手を叩いて喜んでいる様が大層嬉しかったらしい。


喜んでくれて何よりである。
これで一層練習にも熱が入ることだろう。
ただ、同居してたら子どもに拍手を覚えさせなかった気はする。
電子オカリナがあれば良いのにねえ。