我慢する

本日ケーキを買いに行ったら、ショウケースの前をカーリングのストーンのごとく守備範囲にしていらっしゃる女性のお子様がおられた。
2歳か3歳くらいだろうか。直立不動で瞬きもせずモンブランの前を守護していらっしゃった(渋い趣味だ)


ご両親が「雛祭のケーキはじーじが買ってあるから」と言っても一切聞く耳を持たないし、ご両親が先に店を出ても不安から持ち場を離れることはなかった。強い意志と使命感をお持ちだ。
きっと栗が生き別れの兄さんかなにかなのだろう。ショウケースを両手でばしんばしんと叩いていた。
泣かせる話である。
最終的にはご両親に脇を抱えられてスイープされてしまったが。


こうやって我慢を覚えていくのだな。ただ、我慢を覚えると欲望の瞬発力が無くなるきがする。それが大人になるということだけれど。
それに慣れると自分のしたいことがわからなくなってしまう。
良い悪いではないが、我慢にはそういう効果があることは自覚しておきたい。


まあ、他人のケーキのイチゴまでむしゃむしゃ食べてしまう我が子には未だ関係のない話ではあるが。
だから、酸っぱい顔するくらいなら食べるなっつーの!
我慢するところが違うっつーの!