消えるお年玉の謎

子供の頃は楽しみだったけれど、特に使った覚えがないのが不思議。
きっと学費やらなにやらに消えたのだろう。
ああでも、一つだけおもちゃを買ったりしたっけな。
悩む時間が一番幸せだった。


もちろん我が子には無し。
ひと様からは頂いたが、あげる相手がいないので貰い得だった。少し気が重い。
基本的には子供銀行経由のマネーロンダリングなわけで、実際は直接我が子に渡した方がパンチ力はあると思う。
でも、それで喜んで従うような子供は大人になってもお金にかしずくわけで、難しいよねと思う次第。


いつだって最大の問題は何を買うか、なのだ。
刹那に生きてもよいし、長く遊べるものを選んでもよい。
いつかは買えないものにぶつかるのだし。
できれば早くぶつかってお金の価値を理解して欲しいものだ。


さて、子供の笑顔はお金で買えるだろうか。
買えないし、売ってはいないが、ただでもない。
今のキミなら自分の笑顔の価値を知っているのかもしれないね。
私の笑顔はもう売れもしないよ。