派閥争い

世の中には2つのタイプの子供がいるという。
動物派と乗物派だ。
友人の子供は一番上が乗物派で二番目も乗物派だったが、三番目が動物派だったためにおもちゃが流用できなくて困ったとのこと。
ちなみに友人自体は乗物派で、子供よりもプラレールに熱心だ。廃盤のをフリマで手に入れたと嬉々として語っていた。
プロプラレーラーの称号を差し上げたい。


三番目が絶対にプラレールに触ろうとしないというわけではない。当たり前だがそれなりに遊ぶ。
ただ、動物園に行った時などに顕著に違いが出るらしい。
上二人は行くまでの交通機関に興味津々で、何系とかフォルムにうっとりするが、動物園自体はさらっと流す。象が歩こうが、虎が吼えようが関係ない。
三番目は声を掛けない限り、象舎から離れようとしなかったそうだ。
そんな三番目の1番好きなおもちゃは全長50cmのメフィラス星人のソフビ人形。
動物?


うちのこは今のところ乗物派かと思う。
車が通るたびに足がぴこぴこするし、車のおもちゃを良く噛んでいる。
ただ、近くに動物があまり居ないからという気もする。犬とかを飼っていたらまた違うのだろう。犬を良く噛むようになっていたかもしれない。


私自身はどちらでもなくパペッ党なのだが、別に子供に強制しようとは思わない。
むしろ違っている方が面白くてよいと思っている。
お気に入りの人形を齧られたくないとかそういうことではない。決してない。