肩車

のせるとすごい喜ぶ。
あまりに喜びすぎて、口腔内から粘性の高い液体がとめどなく落ちてくるほどに。
もし子供がエイリアンだったら私は解けて無くなっているところである。
つまり、エイリアンは肩車をしないということだな。仲の悪い親子だ。


いつも見下されているからストレス溜まってるのかな。
「見ろ。親がゴミのようだ」とか思っているのだろうか。
もう一人がくるくると周りを回ると、回転灯のように首を振って追いかけるのが楽しい。逆に私がその場で回ると、バレリーナの首の使い方をするが、首がもげそうで面白い。


他に死角に入って見えなくなった後、また見える位置まで飛び出すとげはげは笑う。
どちらかというと、不意に現れるより一定のタイミングで出てくる方が笑う。
お約束って大事な。天丼は万能な。
そりゃドリフはいつの時代の子供にも受け入れられるわなあ、と実感。


子供が飽きるまで繰り返そう。
毎日毎日一定のリズムで。
不意にいなくなったりしないように。