長時間耐久

高速で一時間も泣くとは・・・・・・。


旅行帰りの車の中、響き渡るは子供の泣き声。
終わりよければ全て良いなら、全て良くても終わりは瑕疵か。


ぶーぶー口を鳴らすことで不満の意を表すのだが、口が疲れて鳴らなくなるくらいされるとさすがにへこむ。根性あるな、我が子ながら。


おかげで今はぐっすり寝ている。
一年後ですらきっと覚えてはいないだろうけれど、楽しかったという残滓だけでも記憶に溶けていればな、と思う。
写真や動画に残っていようと、自身が感じたことでなければ全て虚構なのだ。
嘘のような楽しい出来事だけを自分に刻んでいって欲しいな。


そしたら、その記憶で人生という耐久レースを生きていけるようになるから。