好き嫌いもすきずき

実家にて好き嫌いの話になった。
きっかけは子供が酸っぱいみかん汁をなめると玄妙な顔をすることから。
ちなみに初体験の食べ物の場合、絶対に検索中の顔になる。
Windowsのフォルダ検索の画面を犬から子供の顔に変えたいくらい。


で、聞くところによるとある学校では好き嫌い克服のために、野菜を自分で栽培しそれを給食で出すらしい。すると殆どの子供が食べられるようになるそうな。
あと同じような話で、学校で豚を飼育することで命の大切さを知るという授業があったらしい。最後には生徒が泣きながら食べたそうだ。それがなんと映画化までしたとのこと。


なんというか、それくらい実際に飼えよと思ってしまう。
実際に飼わないとわからないから授業でやったんだろうに、虚構に戻してどうしようというのか。それが学校教材で使われたりするのかと思うと頭痛が痛い。


自分で作った野菜だと嬉しそうに食べるのに、自分が育てた豚だと泣きながら食べるのは何故だろう。
結局は好き嫌いとは自分との距離のことだ。
ただ、近すぎても遠すぎても好き嫌いのラベルは貼ることができない。