狩猟本能とおあずけ

お風呂場に童心を呼び覚ますもの(byジーヴス)を導入。
というわけで、黄色のあひるちゃんがぷかぷか浮いている。
湿気のあるところに放置しないで下さい、と書いてあるのはケンカを売っているのだろうか。こちらが努力すべきことかと思わないでもない。


で、これがまた発条を巻いても全く進まない。
子供の頃の妄想では激しい勢いで風呂桶にぶつかるのだと思っていたが、実際は旋回すらままならない。
現実は厳しい。無力さを感じる。


ただ、子供はそれでもお気に入りのようすでなんとか捕まえようと頑張っている。
ジージー鳴っているのにも構わず、むんずと掴むとじっと見ていた。
いつもならすぐに口に持っていくのに変だな、と思っていると、鳴り止んだ瞬間にぱくっといった。
弱ってから食べるのは教えなくてもできるのだな、と思った次第。
というか、今後教える予定も必要もないのだけれど。


弱っても食べてはいけない、というのは本能に反するのだろうか。
ただ、それが人間らしさだと個人的には考えている。
うちの子はまだまだけものらしい。