いつもいつも正しいとは

絵本を読むときは選択制を採用している。
理由は個人的に押し付けが嫌いだからで、本人に意味がわかっていないことは百も承知の上での所業である。
最近は絵本だけでなく服とかにも適用されている。
ただ、問題なのは本人の理解が追いついていないため、再現性に難があることと、一切選ぼうとしない場合があること。
さすがに5分以上は待ちきれない。


別に決断力をつけようなどと大層なことを考えているわけではない。子供が選んだように私が錯覚できるのが楽しいだけだ。
それに、それほど決断力が必要だとは思っていないし。
個人的には何かを決める能力よりも、決めるべき時期を見逃さない能力の方が重要に思う。大半の決断はどちらでも良いことで占められているのだから。


子供の最初の決断は「何を好きになるか」だと思う。
これが遅くなれば遅くなるほど迷いの多い人生になるように観察される。
きっと好きになるだろう、と始める習い事ほど悲しいものはない。