離乳食

初めて食べるものはひとさじだけ。
これくらいのつつましさが持続すれば立派な大人になるだろう。
必死で口をあけている我が子をみると、人間につつましさなど備わっていると信じることはできないけれど。
だからこそ身につける価値があるともいえる。


最初はひとさじだったおもゆも、すでに今日で60CCは食べるようになった。
この調子でいくと一ヵ月後にはおひつが空になっているだろう。
成長と同じく落ち着いて見守っていきたい。


ただ、冗談でなく体重比で考えた場合、2膳分くらいは軽く食べていると思われる。
それにうんちも多い。食べた分出すのは当然だ。食べてもないのに出てたら恐ろしいが。むしろ、こっそり何を食べているのか。もしや・・・・・・。


まだまだ主成分は乳で出来ている我が子だが、これからどんどんその比率が減っていくのだろう。
そういえば乳離れのために食べさせているわけでないのだから、離乳食という響きはよろしくないように思われるがいかがか。個人的には自分で稼いだお金で食べる初めての食事が離乳食と呼ぶに相応しいように思う。もしくは親に食べさせる食事。
だって食べてる当人に離れていく意識がないのだから。


それはきっと甘くもありほろ苦くもあるのだろう。
なんにせよ初めての味であることには違いない。