かぶらない

本日、生まれて初めて顔にかぶさったものをとった。
と、書くと生まれた時に鉄仮面でも被ったのかと疑われそうだが、そうではなく被せられたタオルをなんと自主的に取れるようになったのだ。
これで濡れふきんを被せても安全である。


聞くところによると、普通は顔になにかがかかっている状態を嫌がってもっと早い時期に取るそうなのだが、うちの子は我慢強いのか全く取る気配がなかった。
大きな声では言えないが、5分くらいそのままでも大丈夫だった。


そんな良く言えばおおらか、悪く言えば鈍感な我が子だが、肌着を着替えるときに顔が隠れると烈火のごとく怒る。ほぼ100%文句を言う。
傍目には何が違うのかさっぱりだが、きっと私にはわからない深淵な理由があるに違いない。
まあ、子供にとっても何を食べてよいかの違いはわからない。
私たちがおいしそうに食べていても見ているだけだ。


理由を理解する必要は無い。
それぞれに都合があるということさえ知っていれば。
時にはタオルを外したくないこともあるだろうし。