おそれる

だんだん怖いものができはじめている。
なかでも一番怖いのは、なぜかアンパンマン
愛と勇気だけが友だちとかいう偽善者ぶった態度が腹に据えかねるらしい。あと、顔が欠けてたりすると全力が発揮できないあまちゃんなところとか。


もちろん嘘だ。
でも、怖がるのは本当。
一緒に居た人に、ひきつけ起こしてるよ、と指摘されるくらい本当。
月齢時にして恐怖で声が出ないを体験するとは。私でもまだないのに。全くうらやましくないが。
しかし、なんであんなものが怖いのか。理解に苦しむ。


確かに家にぬいぐるみの類はあまりない。犬や熊を模したものはあるが、アンパンマンほど人間的ではない。
おそらくあんなに丸い人間をみたことがなかったから驚いたのだろう。鏡で見る自分を基準にしてはいけない。
ドラえもんなんか見せたら卒倒するんじゃないか。まあ、青いから混同しないか。
ちなみに今日はグルーミーのパペットを怖がった。
どんな理解の仕方をしているのか不思議である。つい先月なら、何も怖がることはなかったのに。


これくらいものを知らないということは、怖いものがないのだ。
多少なりとも知れば、知らない部分が怖くなる。同時にそれに対する興味も出てくる。
好奇心という言葉にもあるように、なんでも最初は奇しいから始まる。
だから、知りたいと思っている間は、常にどこかにおそれがある。


今私はなにをおそれているだろうか。
おそれがないということは、知ろうとしないことかもしれない。
決して怖がらない状態が良いわけではない。