おもいおもゆ

待望の(主に爺婆が)離乳食を開始。
重湯の上澄みをひとさじすくって我が子の顔の近くまでもっていくと、期待に目を、それ以上に口をよだれで輝かせる。
そして、ぱくりとさじを口に含んだ次の瞬間、我が子は全てをよだれかけにぶちまけた。


  あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
  『離乳食が始まったと思ったら、いつのまにか終わっていた』
  何を言ってるのか、わからないと思うが
  おれも何が起きたのかわからなかった…


驚きのあまりコピペしてしまった。
この様子では爺婆が欲望を満たすにはまだしばらく時間かかりそうだ。
シャドー離乳食でもしながら待機していてもらおう。


子育ては期待通りにならないから面白い、とは思わない。
そんな期待通りにならないことを期待しているわけではない。
うまくいくこともあれば、いかないこともある。どちらの場合もありうるということを思っているだけだ。
今日だって食べてくれた方が嬉しいに決まっている。ただ、食べなかったことで落胆したくないだけだ。
親がそんなことで一喜一憂していたら、子供は食べたものの味なんかしないに違いない。